きょう紹介するのは「パパイヤのにっこり漬け」。大宜味村で作られているそうです。
パパイヤ『みなさんこんにちは。私はパパイヤのにっこり漬け。野菜としても果物としてもおいしいわたしだけど、このたび晴れてお漬物デビューしました。わたしを作ってくれるのはこのお2人よ!』
「ハルサーミュージシャンのアイモコです。夫のアイロウです。どうも田中真樹子です。なんてね、妻のトモ子です」
ニッコリ漬けを作っているのは県内外で音楽活動をしていたコチヒラアイロウさんと福岡でタレント活動をしていたトモ子さん夫妻。現在はハルサーミュージシャンと銘打って大宜味村で農業を、そして全国でライブ活動を両立させています。
パパイヤ『私はこの畑で育っているの。ふつうは小ぶりでお嫁に行くのだけれど、ここでは大きく大きく育ててもらうのよ☆』
「実は、うちの畑はうちのおやじが大きさにこだわってね。うちのおやじはもうインパクトがあればよし。勝ったってなりますから、売れ行きは関係ない。」
ウチの父がねいつも言うんですけど、沖縄の人はこの野菜のパパイヤに助けられて、モノがない時代から。フルーツになる前のこのパパイヤを庭に植えて飢えをしのいだっていう過去があるから、パパイヤは何があっても大切にしなさいって言っててね」
大切に育てられたパパイヤは若夫婦のアイモコさんによって手作業で加工されていきます。
「パパイヤの食感とコリコリした食感を楽しんでほしいということで、このぐらいのスライスにしてお漬物にしようと」
パパイヤ『2人はとっても仲良し。こうやって無農薬無添加で、わたしはどんどんおいしくなっていくの。そうそう、お嫁さんのモコさんはモノマネ女王なのよ。ちょっと見てみる?』
「田中真樹子さんでお願いします。田中真樹子でございます〜」
楽しく2人でスライスされたパパイヤは、お醤油と砂糖と島にんにくのシークワーサー漬けの漬け液、そして旨みを出す数種類の野菜と一緒に3日ほど寝かされ完成します。どうやって漬けるのか、どこで漬けるのかは企業秘密だそうです。
「(Q:ケンカする時ある?)例えばぼくが作業をまじめに手伝わなかったり、洗濯物を干さなかったりですね」
「ニッコリ漬けに関しても煮る時間が決まっているのにそれを守らなかったりね。ほんとにザツなんですよ。洗濯物をパンパンってしないとかそういう時叱り付けます!」
「(Q:でも愛してるんでしょう?)ええ愛してるワーン」
パパイヤ『なんだかんだ言ってもラブラブな2人。ミュージシャンのアイロウさんは、ちょくちょくサンシン片手に歌も歌ってくれるの。でもすぐモコさんに怒られちゃうのよね。うふふ』
「手伝って!進まんやん!」
パパイヤ『アタシ、こんな楽しい2人に作られています。みなさんも食べてニッコリしてください☆』
楽しい2人ですね。にっこり漬けの名前の由来は、煮たような色合いとコリコリとした食感、そして食べてニッコリするほどおいしいことから名付けられたそうです。