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女性のがんで最も多い「乳がん」ですが、20日那覇市では乳がんの手術を受けた女性のためのこんな相談会が開かれました。大矢記者です。大矢記者は「デザインも色も様々で見た目は一般的なブラジャーと変わりませんが、ここにパッドを入れることで手術後の胸をサポートしてくれます」と話していました。

20日から2日間、下着メーカーのワコールが那覇市内で開いている無料の相談会。ここでは乳がんの手術をした女性たちが「どんな下着を付けたらいいのか」といった相談や、自分の治療にあった下着を無料で選んでくれます。

ワコールの形山正美さんは「この部分に熱を吸収したり、放出したりしながら、年間31度〜33度の温度に保ってくれるようなシリコンを内蔵しています」と話していました。

手術後も好きな下着を選べるということ、それは乳がんを患った女性たちにとって嬉しいことだと話すのは、浦添市で患者会の代表を務める与儀さんです。

NPOぴんく・ぱんさぁ代表与儀淑恵さんは「ここにも相談に来る方が多いんですよ、術後の下着をどうしたらいいですかって。手術をする前と同じように下着売り場に足を運ぶことが、運びにくかったです、私は」と話します。

実はワコールが相談会を沖縄で開くのは1年ぶり。専門のスタッフが全国的に少なく、店頭販売もしていないので、県内在住の人たちは福岡まで買いに行かなければなりません。

ワコール形山さんは「年に2回、3回、簡単なご相談日を設けられるようにしていきたいと思っています」と話します。相談会は21日まで那覇市のワコール沖縄営業所で開かれています。