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沖縄返還の際の日米間の密約を暴いた元毎日新聞記者の西山太吉さんが、国に謝罪と損害賠償を求めている裁判の判決が27日午後、東京地裁で言い渡されます。
この裁判は1971年の沖縄返還協定の際に、アメリカとの間に密約があると指摘する記事を書いた西山さんが、外務省の女性職員から極秘の電文を入手したとして、逆に国家公務員法違反で起訴され、有罪が確定。西山さんが違法な起訴や誤った判決で名誉を傷つけられたとして、国に謝罪と3300万円の損害賠償を求めているものです。
これまで密約を裏付けるアメリカの公文書が見つかり、元外務省アメリカ局長も密約の存在を証言していますが、国は密約を否定し続けています。判決は27日午後、言い渡されます。