こんばんは、スポーツです!今季J3リーグで戦うFC琉球が、格上・J2の横浜FCとプレシーズンマッチを行いました。
少年「我那覇が移籍していなくなったけどちゃんと頑張ってほしいから応援しにきました。」
男性「新しい戦力が増えたと思うのでそれがどううまくいくのかなという所を期待してます。」
3月9日に記念すべきホーム開幕ゲームを控えるFC琉球。チームが始動して3週間。選手26人中、新加入は大量16人。新たなチーム作りに励む中、きのうチームの力試しとなるプレシーズンマッチが開催されました。
50代男性「(今日はどちらから?)那覇です。(その旗は?)横浜のです。(ということは?)カズのファンです。」
出場が期待されていた横浜FCのキングカズこと三浦知良でしたが、今回は怪我の為、観客席から試合を見守りました。
試合前からは雨が降り始め、悪天候の中でのゲームスタート。スタメンも7人の新選手を起用。格上のJ2リーグ横浜FCを相手に開始早々、新生FC琉球は果敢にゴールを狙います。更に開始7分、左サイド後方からのロングパス。そこに走りこんできた屋宮(おくみや)。続く前半10分、相手の隙をつきボールを奪ったのは、ドイツのチームからやってきた藤澤のりたか。相手の股を抜き、左サイドからは中山さとし。
ボールは惜しくもキーパーに弾かれますが、チームに勢いをつけます。
監督音「思い切りの良さと言うか、わーこんなとこ出すのって所も狙っていくんで。自信の所でそういった所もあるんで。」
一方横浜FCも、このあとコーナーキックのチャンスを掴むと。格上の意地を見せます。更に攻めたてる横浜FC!しかし、新加入の高野純一がゴールを守ります。0対0で迎えた後半戦。横浜FCペースながらも試合終了間際、FC琉球中山が魅せます!。
中山選手「僕が最後に決めてれば勝ってたゲームなので個人的には悔しいです。」
ゴールこそ奪えなかったもののの、。格上のJ2、横浜FCに対して、最後まで攻め続けたFC琉球。J3開幕まであと一か月。新チームの手ごたえは十分です。
監督「ただ若い分元気よく最後まで戦う姿勢みたいな所、プロを目指す為にハングリーさがすごく出てる試合なので今の段階で少しずつだけど前に進んでるチームになってきてるなというのは感じます。」
開幕が楽しみなプレシーズンマッチでした。では続いてです。震災の影響や雪など、思うように野球が出来ない福島県の少年野球チームが、沖縄を訪れました。
中畑清監督「きょうはちょっと寒いけどな、寒さにはみんな強いだろ、(はい)うちの選手に寒さを教えてくれ!(笑)」
宜野湾でキャンプをはる横浜DeNA、中畑清監督のもとを訪れたのは福島の少年野球チーム「福島リトルリーグ」の子ども達。同じ福島県出身の中畑監督、地元の大スターです。
伊藤雄大君(5年生)「握手と頭触ってもらいました。(その握手した手はどうしますか?)洗いません!」
大興奮から始まった1日はその後も興奮続き。まずは、選手たちと一緒にアップを体験。中畑監督指導のもと、憧れのプロ野球選手と少しでも同じ動きをしようと、見よう見まねで挑戦。
中畑清監督「良い動きになってきたぞみんな!そのぐらいのびのびいけ!選手に負けないように!」
さらに、グラウンドやブルペンで練習を見学。日頃、福島ではなかなか生で見ることが出来ないプロのレベル。プレーの正確さ、球の速さに子ども達は釘づけでした。
時おり雨が降るものの、なんとか天気が持ち堪えたこの日。子ども達が最も楽しみにしていたのが、野球教室。福島の子ども達にとって外で野球ができるのは貴重な時間です。
2011年、震災による原発事故。福島リトルリーグが使っていた福島市のグラウンドも除染の対象になりました。作業におよそ1000日かかり、その後、父母会を中心に懸命な整備を行うも実際に使えるようになったのは、つい3か月前。さらに冬の間は雪でほとんど使えません。
地元の現実を理解している中畑監督。子ども達に少しでも充実した時間をとより多くの実践を促しました。
中畑清監督「(キャッチボール実践)両腕だけでやっているんじゃないだぞ、常に下半身がボールを捕まえて、次投げる行動をしているんだな。本当にかっこいいなお前ら!朝までやっとけ!(藤田竜輝君、ダッシュ実践)はい、どん!おー良い!良い!良い!早く見えるじゃん!」
中畑清監督「ハンデみたいなものを感じてほしくないのね、逃れられない現実があるんだから、その現実から目を遠ざけないで今のスタイルで良いんだぞ、この元気で頑張るんだぞというね、そういうメッセージを送り続けたいですね。」
子ども達「気を付け〜ありがとうございました!」
中畑監督「OK!ナイスプレーだ!」
憧れの大先輩と夢のような時間を過ごした子ども達。午後には、沖縄ポニーリーグとの練習試合も行い沖縄の地で全力で野球を楽しみました。
安斎海人君「(練習は)ほとんど体育館ばかりだったのですごい土の感じが良かったです。やっぱり野球が出来るのは最高ですね。」
藤田竜輝くん「また春になったら中畑監督に教えてもらったことなどを思いだして練習や試合に活かしていきたいです。」
ここ沖縄で野球を通じて生まれた交流。一生忘れることのない思い出として子ども達の胸に刻まれました。土や芝の上で走り回ることができる、それが幸せなことだと、子ども達が教えてくれた1日でもありました。
以上スポーツ部でした!