与那国空港の滑走路が2000メートルに延長されたことを記念して、町内の小中学生を招いての遊覧飛行がきのう行われました。空から見るふるさとの風景、こどもたちにはどんな発見があったんでしょうか?比嘉雅人記者です。
「島の交通の重要な拠点である与那国空港、空港の滑走路は島の東側に向かって500メートル伸び、この3月から供用開始されました」
日本最先端の与那国空港。99年からジェット機も運用されていますが滑走路は1500メートルのままで、延長を望む声があがっていました。今回延長されたのは滑走路の西側に50メートル、そして東側に450メートルで、待望の2000メートルの滑走路が今月から供用開始されています。その延長を記念してJTAが企画した、こども遊覧飛行。招待されたのは与那国町内の小中学生88人です。
JTA大森専務「自分たちのふるさとを上から見てもらうことで故郷への思いをまたあらたにしてもらえれば」
パイロットや客室乗務員の話を聞く子供たち。ちなみに、聞いてみました。飛行機乗ったことある人?そうか、島の子たちは全員、乗ってるんですねえ。でも大勢の友だちと一緒に乗るのはやっぱり楽しみなようです。特別チケットを手に、いよいよ搭乗!
「友だちと乗ったらよ、話もできるし、おもしろい!」「なんかぁ、ともだちと喋れておもしろい」
定期便とは違うコースで飛ぶ、遊覧飛行。みるみるうちに小さくなる人や車。そして与那国の壮大な風景が、こどもたちの目の前に広がりました。
「上から見るときれいだなー、って」「(お家が)おもちゃみたーい」「(ヒトは)アリみたいだと思いました」「与那国のまわりの海とか田んぼとか、きれいだった」「小さい島っていうけど、空から見るととてもでっかく見える!」
僕らが暮らすのは小さくて、でっかい島!参加したこどもたちは、ふるさとの良さを、空のうえから再確認したようです。