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5日の参議院予算委員会で、島尻安伊子参議院議員は、辺野古の埋め立て工事をめぐり予想される反対派の行動を「きちんと阻止しなければならない」と政府に求めました。
島尻議員は委員会の中で「工事業者そして反対活動家の双方に不慮の事故が起きないようにするためにも、海上保安庁、警察の積極的な対応が必要だ」と述べ、これに対し古屋国家公安委員長は「躊躇することなく、警察は厳正に対処するよう沖縄県警察にしっかりと指示をしてまいりたい」と答えました。
また、稲嶺名護市長が市長権限で辺野古の埋め立て工事を阻止する意向を示していることについて島尻議員は、「普天間飛行場の辺野古への移設に反対という政治目的から、行政の権限を乱用するということが地方自治法上問題である」という考えを示しました。
この島尻議員の発言に対し市民からは「どうして鞍替えするのかなって疑問に思います」「政治家というのは状況によって、情勢も変わってくるから変わっていかざるを得なかったんじゃないの、本人としては」「沖縄の人が言うことではないかな、と思ってますけど」という声が上がりました。
また、名護市の稲嶺市長は島尻議員の発言に対し「民意を代弁する形でそのことを政府に対してもきちんと申し上げているわけで、私が反対しているから混乱するというのは、的外れな指摘じゃないか」と感想を述べました。
県内移設反対の公約を掲げて当選してから3年半。1日も早い辺野古への移設を訴える県選出国会議員の島尻議員の姿、皆さんの目にはどう映ったでしょうか。