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30日、急患搬送要請で那覇基地から出動した陸上自衛隊のヘリコプターが鹿児島県徳之島の山中に墜落し、乗員４人のうち、２人が遺体で発見されました。残る２人について、確認を急いでいます。
事故があったのは鹿児島県徳之島の天城岳山中で、陸上自衛隊那覇駐屯地第101飛行隊所属の大型輸送ヘリコプターＣＨ47が墜落、炎上しました。
鹿児島県警や陸上自衛隊などが捜索した結果、乗員４人のうち、これまでに２人の遺体を機体の残骸から収容し、残る２人についてはまだ、見つかっていません。遺体は31日午前、徳之島空港に運ばれ、自衛隊機で那覇に搬送されました。
陸上自衛隊によりますと、ＣＨ47ヘリは30日午後９時50分ごろ、鹿児島県徳之島の徳州会病院から沖縄県内の系列病院に患者を搬送したいとの要請をうけ、那覇基地を離陸しました。そしてヘリは、徳之島東部の病院に近いグラウンドに着陸する予定でしたが、現場付近は当時濃霧で視界が悪く、着陸地を徳之島空港に変更したあと、消息を絶っていました。
測候所によりますと、徳之島空港では事故が起きた時間帯には視界がおよそ200メートル、雲は高度およそ30メートルまで垂れ込むなど、ヘリの飛行には厳しいコンディションでした。
現在、自衛隊や消防が残った２人の発見に全力をあげています。