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普天間基地の辺野古移設問題を最大の争点に19日行われた名護市長選挙、現職の稲嶺進さんが当選しました。改めて辺野古移設反対の決意を述べました。

稲嶺さんは「地元が県民がこれだけ嫌がっているんだという、それ(辺野古移設)は白紙に戻す」と話していました。稲嶺さんは辺野古移設に反対し再編交付金に頼らない街づくりを訴え辺野古推進を訴えた新人の末松文信さんに4000票あまりの差をつけ当選しました。

沖縄県の仲井真知事は辺野古の埋め立てを承認していて、今回の選挙は地元の名護市民がこれをどう判断するかが注目されていました。

仲井真知事は「選挙でもって名護の有権者の方のご意向ですから、これはこれとして無論大きなものはありますよ。それを受けて、私がなにか承認するというあれをですね変えるということは、もう承認しましたからね」と話しています。

名護市民に尋ねました。20代女性は「断固辺野古の埋め立て関係の書類にはサインをしないと言い張っていただいているので」「私たちが選んだ市長なので、どのような形になっても見ていこうと思っています」と言います。

10代男性は「色んなお店閉まってるところとか多いので、10地域活性化に力を入れてほしいなと思います」と話していました。

一方、選挙結果を受けて小野寺防衛大臣は次のように述べています。「私どもとしては、地方の選挙ですのでそれが速やかに今回の辺野古の問題に直結するとは考えておりませんがいずれも着実に進めるためにさらにご理解を頂けるように努力していきたい」とはなしました。

移設に反対する稲嶺さんの再選により安倍政権が進めようとしている名護市への基地移設をめぐる問題は、今後さらに複雑なものとなりそうです。