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18代の琉球国王、尚育王が王国の繁栄を願って書いた直筆の古文書が首里城公園に新たに収蔵されました。

収蔵されたのは琉球王国の第18代国王である尚育王が1830年頃に毛筆で書いた漢文の書です。『尚育王書・五言対句』と呼ばれるこの古文書は「天下泰平の象徴、鳳凰が琉球王国に現われ、国王を表す龍が天に昇っていく」という内容です。

この文書をこれまで保管していた群馬県在住の鎌塚昭子さんに10日、感謝状が贈られました。鎌塚さんは「この古文書は戦時中に疎開船で沖縄から本土に渡り、空襲など困難を乗り越えてきた」と感慨深そうでした。

およそ180年ぶりに里帰りした『尚育王書・五言対句』はことし12月に一般公開されます。