「栞の私記おりおり」。新人アナウンサーの中川栞が、沖縄で受け継がれている文化や今起きている物事に触れ、体感リポートしていきます!さてずらりと並んだこちらは、全てAランチです。9日・10日の土日に沖縄市で開かれたコザAランチ選手権に出場した11店舗の料理です。中川アナウンサー、選手権のにぎわいと味をたっぷりと堪能したのでしょうね。
先週末、2日間にかけて行われた第3回コザAランチ選手権。
Aランチの魅力はなんといってもそのボリューム!
新里さん「高たんぱく高カロリーこのランチ食べたら1週間何も食べなくても大丈夫でーす。」
今年は11店舗が参加し、順位は、会場を訪れた人たちによる2日間の投票で決まります。
中川「いよいよコザAランチ選手権が始まりました。11店舗の中で一体どのチームが頂点になるのでしょうか。」
Aランチ選手権は、いかに個性を出せるかが勝負。ところでそもそもAランチはどこで誕生したのでしょう。
山城さん「もともとコザ市だったもので、園田(そんだ)の近くでうまれています。軍関係のレストラン色々ありますよね。そこでできたんだけども、ワンプレートの中に色んな食べ物がはいっている。これをみんなに広めようと。」
中川「すみません。鶏三昧メガランチ一つお願いします。」
店長「さぁお待たせー。おおきにどうぞー。こちらあの僕ら皆県外から集まってきてるんですけども。もう僕らの中ではこれがAランチになっています。」
今年初出店の鶏五郎。スタッフ全員が県外出身者です。
店長「もう店舗みんな沖縄のことが好きで、それで集まってきたんですけども、沖縄を活気づかせようと頑張ろうっていうことで。」
焼き鳥の店だけに、こだわりはこの焼き鳥!そしてこのたれ。やはり、ボリュームたっぷりが売りです。そして、大会出場者のうち唯一「家族」で出店する石原さん一家。
母:ママごめん切ってこれくらいに、でこっちいれて今日はカレーソースとトマトソース2種類作ります。まだトマトのかたまりがあります。これがなくなるまでずっとひたすら混ぜます。」
石原さん一家は、この日のためにどんな内容にするか毎晩会議を重ねてきました。
母「沖縄市でアベニューどおりってこの前の通りなんですけど閉まっているお店が多くて、とおりのおこしみたいな感じの雰囲気があればいいかなと思って。」
石原さん一家は、選べる4種類のオリジナルソースで勝負です。
石原さん一家「チームの秘訣は家族愛です!ガッツうふふふ。」
なぜこのAランチを選んだ?
客「一番目についたんですかね。大きいしおいしそう。大好きなチキンがはいっているので、ソースが選べるからかな。」「ボリュームと見た目じゃない?うちなーんちゅだから。たぶんたべきれんよ。」
母「お疲れ様です。足りなくなってしまって全部売り切れで。」
午後2時にはすべて完売。食材だけでなくトレーも無くなり買い出しにいっていたそうです。
どんな気持ち?
母「どきどきです。」
そしていよいよ結果発表。石原さん一家は、狙っていた1位は逃しましたが議長賞を受賞です。そして今年の優勝は、豚・鶏・ハンバーグが入った1キロAランチ「サンドウィッチシャープ」でした。
母「ありがとうございます。ありがとうございましたー。」
娘「優勝狙ってたんですけど。」
婆「来年にむけて頑張ります。」
母「はじめてなので次はがんばろうね。ありがとうございます。」
日記あったかいご飯とあったかい家族に出会えたAランチ選手権。気持ちも心も温まるAランチでした。
各店舗の皆さんは、今後Aランチを、沖縄だけでなくもっと本土にも広めていきたいということです。