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「50キロの減量に成功!」と言っても人ではありません。高校生たちが製作したソーラーカーです。南部工業高校の生徒たちが製作したのはソーラーカー「TI-DA(ティーダ)2号」です。

TI-DA2号は、2007年に県内で初めて鈴鹿でのソーラーカーレースに出場した1号を、1年3カ月かけて改良したものです。

1号の課題は「重量」。そこでアルミのフレームを切り取ったり、穴を開けたりして250キロの総重量を50キロも減らしました。

軽量化に成功した結果、タイヤへの負担が減り、スピードもアップ。学校のグラウンドでは時速51キロを記録し、アスファルトの上なら80キロを出せると出来栄えに自信を見せていました。

指導した機械技術部の真境名勝顧問は「1年生が先輩のスピードを出せるようになったので喜んでいる」と話し、部長を務める屋比久雅景さんは「ずっと努力してようやく終結したので嬉しい」、そして神里太貴さんも「鈴鹿で運転したい。上位を目指したい」と意欲を見せていました。

テスト走行を重ね「TI-DA2号」の走行距離は800キロに達していて、生徒たちは鈴鹿で10位以内の入賞を目指しています。