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復帰35年を迎える今年、復帰直前の沖縄の移り変わりを撮り続けた写真家山田実さんと金城棟永さんの写真展が那覇市で開かれています。戦後、写真家のほとんどがアメリカ軍基地やデモ行進など時代の象徴的な事柄を撮る一方で、2人は生活習慣や街並みと何気ない瞬間をカメラに収め続けました。
金城さんは戦争で全てのネガが焼き尽くされ、沖縄の日常風景の記録が失われてしまったことから活気溢れる国際通りや那覇ハーリー、そして、日本へ渡航する人が集まる那覇港など当時の庶民の生活を記録した写真が多く、一方の山田さんの作品は「混沌とした戦後の沖縄の希望は子どもたちだ」との気持ちから、元気に遊ぶ姿や、必死でご飯を食べる姿など、子どもたちが必死に時代を生き抜く姿が目を惹きます。
この展示会は6日まで那覇市民ギャラリーで開かれています。