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県議会の決算特別委員会は県が、沖縄観光コンベンションビューローに委託した事業の多くが、競争入札でなく随意契約で再委託されている問題を23日、審議しました。

県によりますと、2012年度、県が沖縄観光コンベンションビューローに委託した42億円の事業の内、201件、およそ24億円分の事業が再委託されました。

再委託された事業の全てが競争入札ではなく、随意契約だったことが明らかになり、議会は23日の委員会に知事を呼んで見解を質しました。

仲井眞知事は「全く競争なしというのはあれですから、企画コンペという形できちんと能力ある、趣旨をちゃんと理解しているところに頼もうということでやっておるわけですよ」と述べ、企画公募型の随意契約には一種の競争原理が働いているとして問題はないとの考えを示しました。

一方、沖縄観光コンベンションビューローの上原良幸会長は「アイディアやデザイン、企画力などの契約は、誰とでも出来るものではなく、競争入札になじまない」として、理解を求めました。