県産の農林水産物を応援する「VIVAうちなーむん。今日は見ても食べても楽しめる今が旬「秋の忘れ草」をご紹介します。
畑一面に広がる色鮮やかなオレンジ色の花。皆さん、何の花かわかりますか?和名で「秋の忘れ草」と呼ばれる今が旬の「クワンソウ」です。県が指定した沖縄伝統野菜28品目の一つで、昔から豚肉と一緒に、薬膳料理として食べられてきました。
座間味 栄立さん「眠りにも効く野菜としても美味しいということで(普及主の皆さんと一緒になって)栽培方法をどうしたらいいかと(いうことで)手探りの状態から(こういう風に)広めてきたんですよ」
6年前、この伝統野菜を広めようと座間味さん一家は今帰仁村で大々的にクワンソウを育てることを決めました。
社長・座間味久美子さん「今帰仁には(元々自生というかあまり)多く植えられていなかったので沖縄全島から全部集めて植えました」
今では県内の生産量の9割を占める今帰仁村。そんな今帰仁村がクワンソウPRのために作ったのが・・。
クワンソウガール・新城 莉奈さん「地元の人たちにまだ知らない方も多いので若い人達にも、もっと多く知ってもらえるように頑張ってPRしていきたいです。」
「クワンソウガール」。現在4代目、関連商品や観光客へのPRに努めています。
新城さん「(魅力)琉球王朝時代にも眠れない時に食べるといいと昔から言われていて、花も茎も全部捨てる所なく食べられる所です。」
花は9月から11月、葉は1月から2月、そして茎は2月から5月に収穫され、すべての部分を使うことができます。そんな花から茎まで楽しめるクアンソウ。今は花の収穫時期とあって、たくさんの人が花摘みにやってきます。
お客さん「漬物にして食べるんですよ3あまりこれ沢山食べたらすぐ眠るよ(やっぱり効きますか?眠りに)効きますよ。」
座間味ファームでは10月いっぱいまで、花摘みを楽しめます。
座間味 栄立さん「是非今帰仁村一体にこのオレンジの花が咲き乱れることをお願いしてます」
新城さん「見ても食べても楽しいクアンソウ、是非今帰仁まで食べに来てください」
では、今週も野菜ソムリエの大城しま子先生にクワンソウを使った簡単おいしいレシピを紹介して頂きます。
大城 しま子先生「今日はクワンソウを使ったヒラヤーチーを作りたいと思います」
材料はクワンソウの茎と花、ツナ缶、卵1個、水、小麦粉です。茎は刻んで、花は手で裂きます。
大城先生「今頃お花が咲くってことは夏の疲れをとってくれる伝統野菜ですよ。沖縄のね。アスパラぎん酸が入っているので(省略)疲れた体にいいので」
卵、水、小麦粉に塩を少々加え混ぜた後、油を絞ったツナ、そしてクワンソウを混ぜ、油をひいたフライパンで焼くだけ。茎がしゃきしゃき花の色がきれいなクワンソウのヒラヤ―チー。おやつにもピッタリな一品です。