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戦後の混乱の中女性たちに手により作り上げられた琉球人形が那覇市に寄贈されました。

沖縄の着物をまとい、壺を運ぶ若い女性、ひとつの貝殻の上で仲睦まじく、寄り添う男女。これらの琉球人形は沖縄戦で仕事や家族を失った女性たちのために戦後間もなく洋裁学校を立ち上げた徳村光子さんが残したもので、徳村さんの家族によって10月、那覇市に寄贈されました。

さまざまなデザインの美しい琉球人形は戦後、アメリカ軍人の土産として人気を集めるとともに戦後の混乱を生きた沖縄の女性たちの経済的自立も支えました。

徳村さんの次女・津波古眞理子さんは寄贈にあたり「(母は)生前も自分の作った人形をどこかが引き取ってくれないかといつも言っていたんですね」「もう本当に喜んでいると思います」と話していました。

寄贈された人形やポストカードなどおよそ300点は12月まで、那覇市歴史博物館で公開されています。