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きょう10月3日は、全国一斉「犯罪被害者支援の日」です。県内では3日からこんな新しい取り組みがスタートしました。
大矢記者は「読み終わった本やCDを売ったお金で、犯罪被害者の支援が出来るシステムが3日から始まりました。ではお願いします」と本を渡すと店員は「ブックでサポートでよろしいですか」と尋ねました。
古本やCDの買取を行う『ブックオフ』で始まった「ブック・デ・サポート」は、古本の査定額全額を、事件や事故など犯罪の被害者の支援金として寄付できるというものです。
取り組みを始めたのは、県内で犯罪被害者のサポートを行う「ゆいセンター」で、ブックオフを経営する会社との間で協定が結ばれました。寄付金は、電話相談や被害者への経済支援、相談員の育成などに役立てられます。
沖縄被害者支援ゆいセンター理事長・与儀弘子さんは「いつ誰でも、事件事故の被害者になるか分からない。被害者の置かれた立場というもの、私たちゆいセンターの存在もまだまだ知られていなくて、広く県民もっと、知らしめるための啓発活動に力を入れていきたい」と話していました。
そして3日のために機動隊員が持ち寄った本やマンガ、およそ2800冊の査定額7万5140円が寄付されました。
機動隊員は「ぼくは30冊くらいですね。今回だけではなく、2回目、3回目と私たちが支持しながら、先頭に立って続けていければなと思います」と話します。
ブック・デ・サポートは、2013年12月末まで、県内5つの店舗で実施しています。また、ゆいセンターでは098-866-7830で随時、犯罪の被害にあった人たちの電話相談を受け付けています。