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糸満警察署は27日、大規模地震と大津波が発生したという想定で、警察署の機能を高台に移転する訓練を行いました。
海抜2.1メートルの低地にある糸満署は、大津波が発生した場合、壊滅的打撃を受けるため、警察署の機能を海抜50メートルにある県立糸満青少年の家に移すことにし、8月22日に協定を交わしています。
午後1時半、震度6強の大地震と大津波特別警報が発表されたとの想定で移転訓練を開始。
各課の署員が重要書類や拳銃などをコンテナ車に積み込み、青少年の家まで1番早く到着できるコースを確認しながら運び出しました。
青少年の家に到着した署員らは、通信無線機のアンテナを設置し、警察本部との連絡態勢を確認し、被災情報の収集などに当たりました。
伏見眞一糸満署長は「東日本大震災の時に沿岸地域にあった警察署が壊滅状態だったと聞いていますから、一番うち(糸満署)のは近いところにありますから、いつでも対応できるようにと」と話します。
糸満署では、今後も訓練を重ね、署員の危機管理の意識を高めることにしています。