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石垣島近海では早くもサンゴの産卵が始まりました。

毎年この時期、満月を迎える前に一斉に産卵するサンゴ。美しい月が顔を出した昨夜、石垣島の北のポイントで15から20個体のサンゴがピンク色の卵を持っているのが確認できました。そして水深およそ10メートル、ダイバーが見守る中、ゆっくりと卵が放たれ、幻想的な世界が広がります。

今年はゴールデンウィーク明けから暖かくなり、一気に海水の温度も上がったため、石垣島近海では先週末から徐々に産卵が確認されていました。

また30日午前10時前からお昼過ぎまで、これらの卵がリーフがある周辺海域で漂流しているのが確認されました。

これは11管の石垣航空基地の航空機から撮影されたもので、小浜島の北東およそ5キロのリーフでは長さ500メートル、幅50メートルの範囲に卵が密集していました。

満月となる30日から31日にかけて産卵のピークとなりそうです。