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那覇で行われた戦闘の様子を通して、沖縄戦について考えてもらおうという企画展が、那覇市内で開かれています。この企画展は、那覇市歴史博物館が23日の慰霊の日に合わせて開いたものです。

会場には那覇、首里、小禄の3つの地域で展開された戦闘の写真をはじめ、アメリカ兵や日本兵の水筒、銃器など合わせて80点が展示されています。

このうち10日間にわたって激しい攻防を展開した那覇のシュガーローフ、艦砲射撃で焦土と化した首里石嶺一帯、小禄の日本軍の地下壕を火焔放射するアメリカ兵などの写真が注目を集めています。

また企画展では、日本軍が首里の司令部を放棄し南部に撤退した事を境に、軍対軍の戦いから民間人を巻き込んだ悲惨な地上戦へとなだれ込んでいった様子がパネルで示されています。

この企画展は6月27日までパレットくもじ4階の那覇市歴史博物館で開かれています。