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アメリカ軍に提供する水域の設定について話し合う漁業組合の総会で、出席者に対し沖縄防衛局から日当が支払われることになっていることが27日にわかりました。
金武漁協が組合員に配布した27日の総会開催を知らせる文書には、参加者には沖縄防衛局から日当が支払われると書かれています。
27日の総会では、沖縄防衛局から10年に一度契約が更新されるブルービーチやレッドビーチ、アメリカ軍に提供する水域の設定についてが議案に上げられたほか、天顔桟橋にあるアメリカ軍の海底送油管の整備について話し合われ、賛成多数で可決されました。
金武漁協の許田組合長は沖縄防衛局に対し、費用負担を求めたことを認めていて、1人あたり5000円程度を想定していると話しています。
許田組合長は「(日当は)5000円くらいではないか。2分の1以上の人が集まらないと成立しない、同意しないということで、日当を出さないとわざわざ来ないだろう」話していました。
一方、沖縄防衛局は「一般論としてありうるが今回の総会については幹部が不在のため答えれらない」とコメントしています。
今回の件については漁協組合の総会に防衛局が介入していること、また利益が絡む側から費用援助を受けることで議案の採決に影響を与えるのではとの批判があります。