雨で順延とり日程がきょうまでずれ込んだ高校野球沖縄大会。好天に恵まれる中、6試合が行われました。
このうち、宜野湾の第一試合には、興南旋風再び、夏を目指す興南が美里工業と対戦しました。
我喜屋優監督「もちろん私にとっては野球人生の第二のスタートの第一歩。若干の緊張感と新鮮な気持ちで悔いのない戦いをしたい気持ちです」
我喜屋優新監督。39年前の夏の甲子園で県勢初のベスト4。『興南旋風』の時のキャプテン。今年、ユニフォームも当時のものに一新し、夏に挑みました。
幸喜竜一主将「古豪復活という事で、我喜屋監督もベスト4に行ったので、自分達も甲子園にいってできるだけの事をやりたいと思います」
その興南は初回、1アウトから2番・新崎選手がヒットで塁に出ると、果敢に足を使い揺さぶりをかけます。美里工業の立ち上がりを攻めることに成功した興南は、さらにランナーを二人溜めたところで、4番・井上選手がレフト前へのタイムリー!2点を先制します。
このあと、ヒットとデッドボールで満塁のチャンスを作ると、美里工業の2年生エース野呂内投手が痛恨のワイルドピッチ。1回に3点を入れた興南が試合の主導権を握ります。
興南は4回にも1点を追加し、4対0で迎えた7回。満塁のチャンスから1点を追加すると、続く8番・宮里選手がライト前へのタイムリー!2点を入れたところで7対0。興南がコールドゲームで初戦を飾りました。
我喜屋優監督「40年ぶりかな?校歌を聞いたという事に対しては熱い思いがしました。歴代の監督さんとか、いろんなOBの方とか、興南ファン全ての方々の思いをこのユニフォームに秘めて、一歩一歩前進していきたいと思います」
この他、宜野湾で行われた第2試合、与勝対宜野座は両チームのエースが好投。さらに両チーム共に固い守りで緊迫した好ゲーム展開しますが、宜野座が2対1で与勝の追撃をかわし、2回戦へ進出しています。