来月開幕する夏の高校野球を前に、この時期のシード校の力を占う恒例の招待野球が土日に行われました。果たして、今のシードの実力はいかに。
大会に招かれたのは、今年のセンバツにも出場し、過去3度春の甲子園で優勝を飾っている広島の強豪、広陵。迎え撃つのは県大会夏のシード4校でした。その初日、初戦に登場したのは夏の第1シード北山。
北山のエース平良拳太郎は、切れのある得意のスライダーで広陵打線に4回まで、与えたヒットは3つ。3奪三振の快投をみせ調整の良さをうかがわせました。
しかし5回ウラ、1点を奪われなおも、満塁のピンチを背負った平良、打席には1回にヒットを許している広陵の3番太田。
平良拳太郎投手「ここで大量得点か今、1点でしのぐかは全然違うと思っていたので、ここは(点を取られたけど気持ちを)切り替えて次のバッターに集中しようと。(三振を)狙っていたので。」
インコース、119キロの緩急をつけた得意のスライダーでこのピンチをしのいだ北山、9回同点のチャンスに、この日初打席の3年、松本英利!
松本英利選手「夏の大会も近いのでそれを意識して、負けられない試合だったので、アピールできるように頑張りました。」
2年生の活躍に押され気味の3年生が、起死回生の引き分け同点タイムリー!北山はこの試合、ヒットはわずか4本と、打線に課題を残しましたが、投手陣の仕上がりは順調です。
平良拳太郎投手「点は1点取られたが、要所を締めてピッチングできたのでよかったかなと思います。」
仲里正作主将「技術的な面もそうなんですけど、精神面でも夏は勝負になってくると思うので、そこも含めて課題を一つづつクリアして、夏に臨みたいと思います。」
続く第2試合には、センバツ出場、夏の第2シード沖縄尚学が登場しましたが、3回、課題の守備のミスも出て、失点するとバッティングでも、クリーンナップ3人にこの試合ヒットが一本も出ません。
沖尚は、三塁ベースにランナー進めたのは6回だけと、攻守にまだまだ課題を残しています。
招待野球、二日目のきのうは真和志が3対2で勝利し、県勢の1勝2敗1分けという結果でした。