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マスクや手洗いなどで予防を心がけてください。全国的に感染が拡大し続けている風疹ですが、県内でも風疹の患者が増加。県では今後も感染が拡大する恐れがあるとして注意を呼び掛けています。
首都圏を中心に猛威をふるっている風疹。県内で19日までに9人の患者が新たに確認され、これまでに23人の感染が報告されています。風疹は、発熱や発疹、リンパ節の腫れの3つが主な症状で診察で確認できるものがほとんどですが中には感染に気が付かないケースもあるといいます。
那覇市保険所の安藤医師は「不顕性感染といって症状が出にくいケースも15〜30%あります。ですので報告に上がる患者数も実際の数とは違う可能性もある」と話します。
風疹の流行で気を付けなければならないのが妊娠初期の女性です。妊娠初期の女性が風疹のウイルスに感染すると目や耳、心臓に障害のある赤ちゃんが生まれる可能性が高くなることから、安藤医師は妊婦以外のその家族、また抗体の低い人へは予防接種を受けるよう勧めています。
安藤医師は「女子中学生だけ接種していた制度が背景がありますので今妊娠している世代の男性の抗体が低い妊婦さんを守るためにパートナーに積極的に受けてほしい」と話します。 県ではすでに県内での感染も確認されていることからこれから6月にかけてさらに感染者が増える恐れがあるとして、注意を呼び掛けています。風疹は飛沫感染なので、予防策としてはマスクや手洗いの徹底。そして、妊婦以外のその家族や抗体の低い人の予防接種があります。 現在、感染者のほとんどが20代から40代とまさに子育て世代ですから抗体値を確認したり予防接種でそのリスクを減らしてほしいと思います。