bjリーグです。西地区1位としてプレーオフに挑んだ琉球キングス。5季連続の有明、そして2連覇をかけ京都ハンナリーズと対戦しました。
与那嶺翼「特に気持ちですね。気持ちの部分で相手に勝る部分がないと、プレーオフはまたレギュラーシーズンとは全然違くて、負けたらそこで終わりなのでしっかり強い気持ちを持って戦いたいと思っています。」
プレーオフ。レギュラーシーズンの成績に関係なく‘勝ったチームが強い’この短期決戦。大切なのは勝ちたいという「強い気持ち」。
対戦相手・京都を想定した練習でさらなる闘争心をつけ、前日練習を終えたキングス。目指すは5季連続の有明、そして2連覇へ―――。
セミファイナル第1戦。去年、西地区のファイナルでキングスに敗れた京都。その雪辱の思いが、キングスに襲い掛かります。
順位が上の滋賀をファーストラウンドで下した京都。勢いそのままに、ゴールへ。
反撃したいキングスですが京都の堅いインサイドを崩せず、外からのシュートもことごとく外れます。
京都の気持ち、勢いに押されたキングスは、大事な初戦を今シーズンの最多得点差で落とします。
山内盛久選手「レギュラーシーズンの勝敗とか関係なしに、プレーオフというのは気持ちと気持ちの戦いだというのはきょう実感して、わかりました。」
並里成選手「僕はチームメイトを信じていますし、自分も自信ありますし、明日勝って、延長戦にしっかり勝って有明に行きたいと思います。」
崖っぷちの第2戦。泣いても笑っても今シーズンのホーム最終戦。会場には、逆転勝利を信じて白と金色のキングスカラーを身にまとった熱きブースター達が集結しました。
ブースター「今日は絶対勝ってくれると思います。」
ブースター「絶対今年も有明に行って優勝目指してがんばってほしいです。」
ブースター「攻撃的にガンガン行ってほしいですね。」
ブースター「精いっぱい声を出して応援したいと思います。」
ブースター「(山城)吉超選手が活躍することを期待しています。」
ブースターの声援を背に、キングス、勝利への執念が目を覚まします!
そのキングスに流れを呼び込んだのはこの男!
小菅選手「昨日はああいう負け方してしまったので何が何でもという気持ちで。」
小菅が圧巻のスリーポイントラッシュ!第1Qだけで5つのスリーポイントを決め、試合の流れは一気にキングスへ!
そして第4Qでは、菅原!山城!金城!
ここまでチームを支えてきたメンバーらの勝利への執念も爆発!全員で90点をもぎ取り、1勝1敗のタイに持ち込みます。
有明をかけた戦いは前後半5分ずつの最終決定戦へ―。果たして、勝ちたい気持ちが強いのは。
キングスを牽引してきた並里!マクヘンリー!
負けられないのは京都も同じ―
残り2分50秒、1点差。
キングス、2連覇を目指した今シーズンの戦いは有明を前に幕を閉じました。
遠山向人HC「今日は負けてしまって今シーズンは有明に行けず優勝は出来ませんでしたけども、選手・スタッフは胸を張ってもらいたいと思います。」
与那嶺翼選手「こうやって負けて学ぶべき点もあると思うので、そこをまた一からやり直していきたいと思います。」
レギュラーシーズンでは42勝10敗、勝率8割越えと強さを誇ったキングスでしたが、短期決戦の難しさを痛感する試合となってしまいました。
有明に行けないのは本当に残念ですがこの負けが、来シーズンのキングスの力となってまた聖地有明へ、そして王座奪還を期待しています。