※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
1日にアメリカ軍が伊江村で行ったパラシュート降下訓練の際、アメリカ兵1人が提供施設を外れ民間地に降下した事故を受け、伊江村長らは再発防止を求め防衛局に要請しました。
1日、伊江村でオスプレイによるパラシュート降下訓練でアメリカ兵6人のうち1人が民間地に降下した事故を受け、島袋秀幸村長らは2日、沖縄防衛局に対し再発防止などを求め要請しました。
島袋村長は「一歩間違えば村民を巻き込む重大な事態になりかねない事故であり、村民に不安と恐怖を与えたことに憤りを覚えている。安全の確保が大前提であり、今回の事故は誠に遺憾である」と述べ、事故の原因究明と再発防止を求めました。
これに対し武田博史防衛局長は「今回の事故は村民に対し大変申し訳ない。こうした事故が起きないようアメリカ軍側に強く申し入れする」と答えました。
しかし、伊江村では2日も午前10時ごろからパラシュート訓練が行われ、昼過ぎには訓練を終えたと思われるオスプレイが読谷村のトリイステーションに着陸しました。
事故にもかかわらず訓練が続けられたことに、住民からは怒りの声があがっています。
伊江村西崎地区の儀間五子区長は「昨日のことがあったにもかかわらず、またきょうもなされている現状というのはすごく腹立たしい。本当に命(の危険)と隣り合わせにいたのかと思っています」と述べました。
アメリカ軍によりますと、オスプレイを使ったパラシュート訓練は配備後初めてのことで、民間地への着地は「強風にあおられたため」と説明しています。