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政府の沖縄への常時配備決定を受け、航空自衛隊の地対空迎撃ミサイルPAC3が18日午後、抗議の声の中、那覇新港に上陸しました。
PAC3は16日の朝、静岡県の自衛隊浜松基地を出て、18日午後1時半ごろ、民間の定期船で那覇新港に入港しました。
大矢英代記者は「いま那覇新港からPAC3が次々と出発していきますが、あたりからは県民たちの反対の声が上がっています。これから県内2か所の自衛隊基地への向かいます」とリポートしました。
船から降りたPAC3はそれぞれ2基づつ、配備先の航空自衛隊那覇基地と南城市の知念分屯基地に向かいました。
PAC3の到着を前に、沖縄平和運動センターや全港湾は緊急の集会を開き、沖縄への常備配備や民間船を使用しての移送に強く抗議しました。
全日本港湾労働組合沖縄地方本部の大城盛雄執行委員長は「北朝鮮の動きを理由にしながら、PAC3を配備しているということについて、私たちは絶対まかりならんと(思う)」と話します。
この配備について小野寺防衛大臣は18日朝、記者団に対し「到着次第、状況の許す限り速やかに展開したい」と述べていて、機材のチェックなどを行ったうえで、問題が無ければ北朝鮮のミサイル対応のため展開する方針です。
平和運動センターの山本隆司副議長は「県民は軍隊は住民を守らないことを知っている。民間港である那覇港の軍事利用を許してはならない」と抗議の声を上げました。