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浦添市の国道330号です。実はこの1ヵ月足らずの間にこのあたりで3件の交通事故が発生しました。警察が緊急アピールをし、注意を呼び掛けています。

事故が多発しているのは浦添市仲間の国道330号の南向け車線です。浦添運動公園前から浦添市美術館前までのおよそ500メートルの間で、20日足らずの間に事故が3件発生しました。

近くの人は「道を渡りたい人っている。その中で向こう側との距離が結構あるもんだから」と話します。この場所では3月30日の事故では中学校を卒業したばかりの少年が普通乗用車にはねられ死亡しました。4月2日の事故では64歳の女性が軽乗用車にはねられ、腰や顔面を骨折する大けがをしました。16日の事故では56歳の男性がトラックにはねられ死亡しました。

3つの事故で共通しているのはいずれの現場も見通しの良い片側2車線の直線道路で、信号や横断歩道がない所だということです。

近所の住民は「渡る手段があんまりないといいますか。その辺は多少不便は感じます。1つ歩道橋とかいったものを間にあれば」と話します。

浦添警察署では交通死亡事故多発を受け「緊急アピール」を出しました。横断歩道の距離の問題など、即日、解決出来る問題ではないだけに、今はとにかく横断歩道を渡ってほしいといいます。

浦添署警察署交通課高嶺敏光課長は「歩行者には道路を横断するときには必ず横断歩道を利用していただきたい。夕暮れ時、夜間には見やすい白っぽい服装をしたり、反射材を着用してほしい。ドライバーには、そのような歩行者を見かけた時には安全運転を心掛けてほしいと思います」と話します。

県内では2013年に入って15日までに交通死亡事故が11件と2012年の同じ時期に比べて4件少なくなっていますが、無理に道路を渡ろうとした人を見かけた場合には注意をするなど。事故を未然に防ぐ心がけも大切だと話しています。