※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

薩川了洋監督「ホームでね、この雨の中来てくれたお客さんというかサポーターの皆さんには、何とか勝つことができたので、でも、勝つことが一番の僕らが一番できる最大のことだと思うのでね。最低限の試合はプレゼントできたのかな。」

降りしきる雨・・・ゲーム開催も心配される中、集まった1000人のサポーターはFC琉球の勝利を信じていました。

News Photo

対戦相手はリーグ10位の横河武蔵野FC。しかし試合は、期待を裏切り、前半横河ペースで展開します。開始10分過ぎから、押し上げる横河に対し、FC琉球は防戦一方・・・。

その中で、キャプテンDF3番の一柳夢吾は激しい相手の攻めにも冷静かつ、気迫あふれるプレーでチームを鼓舞します。

News Photo

一柳夢吾主将「我慢していれば絶対にチャンスは来ると思ったので。」

それでも、前半ちぐはぐな攻守をみせたFC琉球。薩川監督のイライラもつのりました。

薩川了洋監督「前半でボランチでは(ボールは)取られるは、クリアは小さいは、ミスパスはするはコントロールはミスるは、ようはもうサッカーになっていなかった状態だったんでね。切れそうだったね~。」

前半の反省点をハーフタイムで修正したFC琉球。挑んだ後半戦では、相手の嫌がるサッカーを、そして、チームの今季、目標とするスタイルである、つなぐサッカーを徹底します!

それでも、激しく琉球ゴールに襲い掛かる横河!そのピンチをこの男が救いました!ゴールキーパー森本悠馬!

News Photo

森本悠馬選手「(シュートを)一つ止めれば一気に流れが変わったりするので、そういうことを常に意識して試合に臨んでいるので。とにかく後ろを守ることだけを考えてやっていました。」

再三訪れる失点のピンチに守護神としてゴール前に立ちはだかります。この森本の戦いにチームも奮い立ちます。

そして訪れた後半31分!小寺のパスを受けた右サイドの我那覇が中央、国仲へ!さらに国仲が、ゴール左サイドへ絶妙のスルーパス!それを後半出場の2吉田が、義経の八艘飛びよろしくひらりと相手ディフェンスをかわし、中央へアシスト!

そこに、リーグ得点王の10番、高橋駿太が、ここしかないという、ゴール右サイドへ、冷静にシュートを決めてFC琉球!つなぐサッカーで待望の1点をもぎ取ります!

高橋駿太選手「一本のチャンスをしっかり決めるということを意識して。」

News Photo

このシュートで、高橋は今シーズン4得点!リーグ得点ランキングで単独首位に立ちました!

この後、終了間際に、あわやという場面も守護神森本のスーパーセーブでしのいだFC琉球!今シーズンホーム初勝利!ここまでの3戦で、2勝0敗1引き分けの無敗!順位も6位から2位に急浮上!勝利の会見で薩川節も絶好調でした。

News Photo

薩川了洋監督「今、チームを作る段階でここで2連勝したというのはチームが少しずつ成長しているところ。逆に危ないね、森本悠馬のスーパーセーブもあったけど、何かがあって守れていると思っている。」

薩川了洋監督「とにかくホームで勝つ、アウェイでも勝つ。まだシーズン無敗で行ける可能性もあるんですよね。何チームかだけ。まぁそれは無理だけど、何とか本当に負けない琉球をこれからまた、選手とともに作りたいと思います。」

News Photo

森本悠馬選手「きょうの試合が自分達の目指すところの(サッカーでは)ないので。だから勝ったけど正直選手は納得がいかない表情だったし、監督自身も納得していないし、自分達も納得していないし、もっといいサッカーができるのでホームでそれを見せたいですね。」

一柳夢吾主将「シーズンでこういう試合もあるとは思うし、そこでこうやって、しっかり勝ちきることが上にいる大事なことだと思うので、きょうは勝って、内容的には良い内容ではなかったが、勝って反省できることがつながると思います。」

薩川監督の試合後のコメントが楽しくてしょうがないですね。会見場は笑いに包まれるんですが、それでも、ピリッとした言葉が出てくる。それが薩川琉球の魅力であり、チームの期待につながるんでしょうね。

今季負けなしのFC琉球。次のシーズン4戦目は、今月31日の日曜日、JFL新加入で現在4位の福島ユナイテッドFCと対戦します。