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琉球大学の卒業式が21日に宜野湾市のコンベンションセンターで開かれ、およそ1800人の卒業生がそれぞれの道へと旅立ちました。式には7学部の学生や修士号、博士号を修めた大学院生など合わせて1766人の卒業生が臨みました。
岩政輝男学長は「日本国内外にはいま、社会や経済などに多くの困難な問題があるが、皆さんの明るい未来を信じ祈っています」と述べ、卒業生を激励しました。
そのあと、琉球大学で初めて在学中に公認会計士の試験に合格した観光産業科学部の中村竜瞳さんが「これまで培ってきた自らの力を胸に、一歩づつ前に進んで参ります」と答辞を述べました。
卒業生たちは後輩や同級生たちとの最後の時間をかみしめているようでした。
21日は宮古特別支援学校の卒業式も行われました。式では在校生や保護者のあたたかな手拍子の中、卒業生24人が入場。
1人ひとり壇上に上がった卒業生たちは晴れやかな表情で卒業証書を受け取り、握手を交わしていました。
平良智枝子校長は「皆さんひとりひとりが保護者や地域、それに国の宝です。自分に自信を持ち夢を持って自分色の花を咲かせてほしい」と言葉を贈りました。
高等部の漢那和輝さんと大浜拓巳さんは「これから始まる新しい生活に不安や戸惑いはあるが、明るい未来に向かって一歩一歩進んでいきます」と抱負を述べました。卒業生は紙ふぶきの中あらたな一歩を踏み出していました。