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中国で深刻な大気汚染をもたらしている非常に細かい粒子PM2.5が、日本各地にも飛来しています。県内でも、2013年1月下旬、環境基準を超えた日があったことが分かりました。
PM2.5は、直径が2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質のことで、ぜんそくや肺ガンなど、様々な健康被害との関連も指摘されています。
日本では、4年前、2009年に環境基準が定められ、今回、各地でこの基準を超えたことが報告されました。沖縄本島中部には県内で唯一、PM2.5を測定している装置があり、2011年から測定が始まりました。
国が定めた環境基準は、一日平均で、1立方メートル当たり、35マイクログラム以下。県によりますと、環境基準を超えたのは1月23日からの3日間で、最大で49.6マイクログラムでした。このうち、24日は、那覇市内で「煙霧」が観測されていました。
県環境保全課金城賢班長は「環境基準を超えたからといって、直ちに重大な健康影響あるということはないと環境省の見解もありますので」「呼吸器系の疾患ある方とか、そういった方は、高いと想定される日は外出を控えるとかですね」と話しています。
県では、測定結果をホームページで公開することにしています。