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宮古島の東平安岬で、高い海水温によってサンゴが死滅する白化現象が広がり、被害の拡大が懸念されています。
宮古島の観光スポットとして知られる東平安岬の浅瀬には、白い石のように白化したサンゴがぽつぽつと見られ、広い範囲でサンゴが被害にあっています。
サンゴの白化現象は海水の温度が上がることで、サンゴと共生している褐虫藻が離れ、サンゴが白くなる現象で、白化が続くとサンゴは死に至ります。地元の人の話によりますと、2007年5月ごろから白化現象が見られ、6月になって急激にその数が増え始めました。
専門家は「宮古だけでなく、他の地域でも特に水深の浅い部分、大潮の干潮の時に干上がってしまうような場所では、どこでも白化現象になっていくか、その直前の状態まで来ていると考えてもいいのではないか」と、白化現象の拡大を懸念しています。
サンゴの白化現象は2007年に入り、石垣島と西表島の間にある世界有数のサンゴ礁群石西礁湖でも広がっていて、今後も日照りが続き、海水温が上昇すれば、宮古島全域に被害が拡大するおそれがあります。