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今回の要請行動では総理に「建白書」が手渡されました。建白書とした思いとこれからの課題について要請行動を取材した島袋記者に聞きたいと思います。

今回の要請行動には県内41の市町村長や県議会議員などおよそ140人が保革の枠を超えて参加しました。本土の人たちにもっと沖縄の現状を理解してほしいと集会に始まり、銀座でのパレードと様々な趣向が凝らされたんですが、中でも実行委員会が思いを込めたのが安倍総理に提出した「建白書」でした。

こちらが安倍総理に提出する前、昨夜撮影させていただいた原本です。「建白書」という言葉には政府に対して意見を申し立てるという強い意味があり、1971年、当時の琉球政府が基地のない本土復帰への願いを込めた「屋良建議書」からヒントを受けて作成しました。その中には選挙で選ばれた県内41の市町村長などの署名と公印もあり、「これは沖縄の民意である」と示しています。

意見が違う保革の立場が小さな違いを捨て、協力して基地問題に取り組もうと臨んだ要請行動ですが、今回のようなスタンスを今後も続けていけるのか、そしてこの経験を基地問題の解決にどう生かしていけるのかが今後の課題となりそうです。