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沼尻アナ「有権者のみなさん、こんにちは。来月16日には衆議院議員選挙が予定されています。そこできょうは、選挙制度をまるかじりします!」

でも有権者は選挙にどんなイメージを持っているのでしょうか?まずはそこから聞いてみました。

女性「比例区とかいろいろあるじゃないですか。それをもうちょっとわかりやすく説明してもらわないと」女性「どういうものなのかそもそも自分で理解してないので、わからないです。それをニュースとかでちゃんと解説してほしいなっていうふうには思います」

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わかりました!解説しましょう!といっても私では不安なので、沖縄選挙管理委員会の赤嶺さんと一緒に投票の仕組みを見ていきましょう!

今回の衆院選では小選挙区比例代表、それに合わせて最高裁判所裁判官の罷免を決める国民審査投票が行われます。

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まず、各有権者に届く投票所入場券を持って投票所の受付へ。ここで小選挙区の投票用紙をもらいます。ここで記入に行く前に、選挙豆知識!

選管・赤嶺義文さん「最初に来た方は、この投票箱の中がからっぽで中に何もないよというのを確認してもらうことがあります」

中にはこの確認作業を楽しみに、投票所に一番に並ぶ人もいるそうです!

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ではいざ記入台へ。ここで小選挙区の投票の確認です。

選管・赤嶺さん「小選挙区というのは、1つの投票区で定数が1人、当選者が1人という制度になります。投票用紙の書き方も政党ではなく候補者を記入する形になります」

ここで注意点!よく「苗字のみ」を書いてしまう間違いが多いそうです。もし、候補者に同じ苗字の人がいた場合、それは得票数に応じて「按分」となってしまいます。例えばこの場合、A党の朝日一郎さんが7000、B党の朝日二郎さんが3000の得票数だとすると、苗字だけの1票は0.7票、0.3票となって振り分けられます。

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また、候補者名以外は書いてはいけません。たとえ投票先が明確であっても、この場合は無効となります。自分の意思を示すためには、候補者のフルネームのみをしっかり書きましょう。

記入をし終わったら投票箱へ!ここでまたまた選挙豆知識です!

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沼尻アナ「このように紙を折って投票箱に入れるのですが、自然に開くんです」

実は、この投票用紙は普通の紙ではなく、BPコート紙という紙が使われていて、投票箱の中で開くようになっているんです。これで開票作業が格段にスピードアップします!

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小選挙区の投票が終わったら、次に比例代表と最高裁判所の国民審査の投票を行います。ここで書き方の確認。

選管・赤嶺さん「比例代表の選挙は、全国を11個のブロックに分けて、政党を選ぶ形になります」

まず間違えてはいけないのは衆議院の比例代表は候補者名ではなく「政党名」を書くことです。

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ここで比例代表制の当選の仕組みを確認。Q党、A党、B党がそれぞれ1000、700、300票を獲得したとして、これを整数で順に割っていき数字を出します。定数6の場合、1~6に議席が分配され、各政党が予め出した順位付きの名簿の順位の高い順から当選していきます。沖縄が入っている九州ブロックでは21人がこの比例代表で当選します。

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続いて最高裁判所の国民審査。これはやめさせた方が良いという裁判官に×をつけるもので間違って○をつけたりすると無効になります。注意が必要です。

以上の小選挙区、比例代表、国民審査の3つが今回の総選挙の投票となります!

最後に、近年の沖縄の投票率について。県内の投票率は3年前の衆院選が64.95%で全国46位、翌年の参院選では全国最下位の52.44%と全国平均を大きく下回っています。

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今回解説をしてくれた赤嶺さんに投票の意義を語っていただきました

選管・赤嶺さん「投票はもっとも身近な社会参加です。せっかく憲法で定められた権利ですから、投票にいかないともったいないと考えませんか。まずは投票に行って、社会に参加してみませんか」

沼尻アナ「みなさん、自分の意思をしっかりと、投票箱にいれましょう!」

なお、今年6月の県議選から選挙公報を県選挙管理委員会のホームページでも見られるようになりました。公示後に随時公開となるそうなので、そちらを投票の参考にしてみてください。