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農家や漁業関係者からは悲痛な声が上がっています。2012年、相次いで沖縄を襲った大型台風。農林水産業に深刻な被害を与え、現在もその影響が続いています。
国頭村安田漁港では、台風対策のため建設されていたフェンスが2012年の台風で損壊、高波が打ち寄せたアスファルトは水の浸食で浮き上がっています。高潮のため製氷施設も浸水し機械が故障、浮桟橋も大破し、港のわきに放置されたままの状態です。
国頭漁業協同組合の宮城清志理事は「漁に出ているのは4,5割、まだ半分です」「なるべく漁民としては早めに(修理を)やってほしい、生活が懸かっているものですから」と話しました。
ある農家では2棟のビニールハウスの修繕におよそ300万円かかると言われました。さらに、新たにパパイアの苗を植えたところ塩害のため枯れてしまったということです。
県のまとめによりますと、2012年8月、9月に襲来した3つの台風だけでも農林水産関係の被害は、およそ50億円に達するということです。