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うるま市の石油備蓄基地から原油が流出した事故で、貯蔵タンク周辺から環境基準値のおよそ133倍のベンゼンが検出されていたことが19日までに分かりました。
ベンゼンは大気汚染物質に指定されている化合物の一種で、発がん性があり、吸引すると頭痛やめまいなどを引き起こすことがあります。
沖縄ターミナルによりますと、14日に実施した環境測定の結果、事故を起こした石油タンク周辺から環境基準値のおよそ133倍のベンゼンが検出されたということです。また、平安座地区の住宅地では2.7倍のベンゼンが検出されています。
現在、事故を起こしたタンクには1万6000キロリットルあまりの原油が残っていて、原油の抜出作業は12月上旬まで続くと見られています。