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「QAB美ら島募金」への協力に感謝して座間味ダイビング協会が毎年開催している「サンゴ観察ツアー」が、今年も行われました。参加者は30人。きれいなサンゴを見て感動し海を守ることの大切さを学んだようです

今年で10回目を迎えた「サンゴ観察ツアー」!当日はあいにくの雨となりましたが、参加者の期待は高まります!

参加者「お姉ちゃんたちも参加してるから、僕も参加してみたくて応募しました」「(きょうは何が楽しみですか?)サンゴを見るのが楽しみです」「県内の海もきれいだと思うんですが、離島の海ということで透明で透き通った、ねぇ笑」

今年の参加者は30人。高速船に乗って座間味に出発です!

ここで美ら島募金について。これは沖縄のサンゴを守るためにQABが募金の協力を呼びかけているもので寄せられた募金は、サンゴの保全活動に当たるダイバーたちの船の燃料代やタンク代として使われています。

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さぁ、そうこう言っているうちに一行は座間味島に到着しました!

参加者たちはまず、琉球大学の酒井教授からサンゴについてのを受けました。サンゴが魚たちのすみかになっていることや地道な保全活動によって回復しつつあるサンゴの現状などを教わりました。

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しっかりサンゴについて学んだ参加者たち。雨も上がりいよいよガラスボードに乗ってサンゴの観察に出発です!

覗き込んだ海には生き生きとした海の住民たち!

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「あっウミヘビ、ウミヘビ!」「おー!ラッキー」「イソバナ(骨格を持たないサンゴ)です」「このサンゴ、座間味では海の神様に祭るサンゴです」「いらぶちゃーですね」「あーおいしそう…」「笑」「うみがめ登場」「あっいた!」「いたーーでっかい!」「ウミガメ!ウミガメ!」

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「オオハナガタサンゴです」「これで1個なんですか?」「はい、そうです。だいたい幅が3メートルくらい直径であるんですけど、推定年齢が300歳です!」「このへんにサンゴがあるから、その周りに魚が集まってるのわかるよね」

サンゴの作り出す海の花畑に魅了される参加者たち。この輝きの陰には保全活動を行うダイバーたちの地道な活動があります。

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沖縄近海では2002年ごろからサンゴを食い荒らすオニヒトデが周期的に大量発生しています。その度にダイバーたちが捕獲作業を行っています。

また、このレイシガイダマシという2センチほどの貝もサンゴの天敵。プロのダイバーたちがピンセットを使ってひとつずつ取り除いています。

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これは、座間味・阿嘉・慶留間のダイビング協会が行った2011年度のサンゴ保全活動の結果です。費用には美ら島募金があてられていますが、ダイバーたちはボランティアで年200日以上船を出し、地道な作業を行っているのです。

人手もお金もかかるサンゴの保全活動。それでも献身的に活動を続ける理由を座間味ダイビング協会会長の又吉さんに聞きました。

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又吉英夫会長「サンゴがこの島を守ってくれるわけなんです。それと、このサンゴのおかげで沖縄の海の食材がいっぱいとれるわけです。(しかし)サンゴというのは世界中から消えつつある。かなり減ってきている。サンゴがいっぱい生えてくれるように、我々はずっと努力していこうと思ってます」

ケラマブルーと言われる世界有数の透明度を誇る慶良間諸島の海。今回、その海を覗き込んだ参加者たちは、豊かな海・サンゴの輝きに感動し、そしてまた、サンゴを守るために何ができるのかを考え始めたようでした。

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参加者「(きれいなのとかあった?)青いやつ!」「青いやつ綺麗だったね」「(保全活動を)やってくれてる方々に感謝しながら、もっとたくさんの方に見てもらったほうがいいと思いますね」「サンゴがいないと魚はいないんだなとわかりました」「海とかにごみとか増やさないように、きれいにしていけたらなと思いました」