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県議会は31日に臨時議会を開き、アメリカ軍人による強制わいせつ事件に対する意見書などを可決し、アメリカ軍に抗議しました。
軍特委新垣清涼委員長は「県議会は県民の人権・生命・財産を守る立場から、今回の事件に対し厳重に抗議する」と訴えました。
本会議ではまず、アメリカ兵による強制わいせつ事件について、被害者に対し肉体的・精神的苦痛を与えるだけでなく、人間としての尊厳を蹂躙する極めて悪質な犯罪だと指摘しました。そして、被害者への謝罪と完全な補償、アメリカ軍人・軍属の綱紀粛正とその内容の公表、さらに日米地位協定の抜本的な見直しなどを求める意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。
このあと、県議会は決議文を携えて4軍調整官事務所を訪れ、厳しく抗議しました。抗議を終えた軍特委の新垣清涼委員長は「自分は(所長は)直接の司令官じゃないからわからないと言う。非常に、今日の発言に対してはみんな不満を持っています」と話します。
この他、県議会では尖閣諸島海域への領海侵犯、そして魚釣島への不法上陸に関する意見書も緊急提案され、こちらも全会一致で可決されました。