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非常に強い勢力に発達しながら沖縄本島・久米島を駆け抜けた台風11号は沖縄全域から遠ざかりましたが、今後も高波や大雨、強風に警戒が必要です。

きのう午後6時ごろから沖縄本島中南部を暴風域に巻き込んだ台風11号。那覇市では午後8時18分に最大瞬間風速38メートル。また久米島町では午前1時26分に観測史上最高の62.8メートルを記録しました。

この台風の影響で、本島周辺の離島ではあわせて4,800世帯が停電し、久米島町では住民2人が強風で割れたガラスで顔などにケガを負っています。

午前1時頃に本島中南部が、午前6時頃には久米島地方が暴風域から抜けましたが、沿岸の海域では昼過ぎまで高波や強風また大雨の恐れがあり、引き続き注意が必要です。

また、那覇空港では14日午後あわせて111便が欠航し、2万1000人の足に影響が出ました。昨夜はおよそ400人の観光客が宿泊する所が見つからず、空港一階のロビーで一夜を過ごしました。

午後にはほぼ正常の運行にもどるため、空席待ちの整理券を受け取ろうと大勢の人が長い列を作っています。また、路線バスや沖縄都市モノレールは始発から通常運行されています。