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木版画作家として活躍する大山朝之さん。独学で木版画をはじめ、ジャンルを問わず、様々なテーマに挑戦。中でも2004年に起きた沖縄国際大学のヘリ墜落事故は大山さんに衝撃を与えたといいます。

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大山朝之さん「昔はもっと悲惨なことがあったと思うんですけど、今もまだこんなことが起きるんだみたいな。基地が近くにあって、ただ生活してるだけの感覚だったんですけど、こういう事故が起きてしまった場合、こんな危険なものが身近にあるんだと強く感じました」

普天間基地への配備が本格化するオスプレイに対し、自身の作品に配備阻止の思いを込めることに。

大山さん「一番身近にあったことが沖国大ヘリ墜落事故だったので、こういうことがまた2度と起こらないように、という意味合いを込めて、風刺的な表現で表しました」

大山さん「オスプレイって言うのは鷹の仲間でミサゴ(の意味)。オスプレイという飛行機をミサゴに見立てて作品にしました。ミサゴがオスプレイの飛行機のプロペラをつけているんですけど、自分の羽のコントロールができなくて、下にあるのが鳥の巣なんですけど、巣を自分で壊してしまっているというふうに表現しています」

大山さん「やっぱ僕は、木版画で(基地問題)を表現し続けていきたいと思ってる。基地のことはどうせ騒いでもなんにも変わらないことだからって感じるのを、絵を見ることで、少しはこう心に残ってくれたらいいなと思います」

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西原町にあるタクシー会社・共同交通。代表を務める喜屋武貞夫さんも独自の取組みでオスプレイの配備阻止を訴えています。

喜屋武貞夫さん「歩行者とかに見ていただくために、タクシーの後ろの左側のドアのガラス部分と、それから後続車両に見ていただくためにリアウィンドウの2ヵ所に張ってあります。」

喜屋武さん「どうも普天間問題をオスプレイの安全性問題に切り替えてしまっていると、そういうふうな非常にいやな思いがあります。(日米両政府は)論点をすり替えて、自分達の都合のいい論理を押し付けてくると、いうことが沖縄の歴史のなかでいっぱいありますから、絶対それは許されないと強く思っております」

喜屋武さん「我々にできるのは、会社に、車を利用して反対の意思を表明する、県民大会に1人でも多くの人が参加をする。できたらね、沖縄中のバスやトラック、タクシー全てに貼ってもらうと、インパクトがあるんじゃないかと思うんですけどね」