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抗議の声は山口から全国へと広がりそうです。なぜ日米両政府はこの声を聴こうとしないのでしょうか。アメリカ軍の新型輸送機オスプレイを載せた民間の輸送船が、23日、山口県岩国基地に到着、陸揚げされました。岩国基地周辺、そして県内でも抗議の声が上がっています。

吉野記者「オスプレイ12機を載せた貨物船が岩国基地に入りました。これより陸揚げ作業が行われます」

オスプレイを載せた輸送船は23日午前5時ごろ岩国基地に到着。地元市民団体などが抗議の声をあげるなか次々と陸揚げされ基地の中へと運び込まれました。

市民団体は海上でも抗議行動を展開、配備反対を訴えるプラカードや横断幕を手に、基地に向かって怒りの声をあげました。

また、岩国基地への陸揚げが行われるなか、県内でも、配備に対する抗議の声がひときわ大きく上がっています。

宜野湾市の佐喜真市長は「二か月の間に二回も事故が起こりその報告書もあがっていない段階で配備ありきというのは日米両政府は真摯に地元の声を聴いて頂きたい」と話します。

また市民は「あーこれ反対だよ、反対」「大反対。いやです。絶対きてほしくない」と強く反対します。また、先週からオスプレイのヘリパッド工事が再開した東村高江でも怒りの声が上がっています。

「日本国中が反対の声を上げているなか、無理矢理入ってきたということ、本当に怒りを覚えます」「(オスプレイが来たら)生活できなくなると思います。正直生活できなくなった私たちはどこに行けばいいのかわかりません」「だから力強く反対するんです」と話しています。