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あさって開かれる教科書問題県民大会で当日、メッセージを発表する高校生2人が決まり、大会に向けての思いを語りました。意見を発表するのは読谷高校3年の津嘉山拡大君と照屋奈津美さんの2人です。
津嘉山拡大君「教科書問題が変わるって聞いてそれはないと。本当に言いたいことがあったので是非やらせて下さいと」
照屋奈津美さん「実際の高校生の声って言うのは聞こえていないんじゃないかと思っています。高校生の言葉で言わせてもらえれば(削除することは)ありえないでしょっていう感じです。」
読谷高校では毎年、慰霊の日を前に、生徒が中心となって劇などの舞台発表を通して平和を考える特設授業が行われ、2人は舞台に参加、また、沖縄戦の実相を知ろうと祖父や祖母から戦争体験を聞いたり、同じ読谷村にあるチビチリガマを訪ねて平和の大切さを学んできました。
照屋奈津美さん「(県外の人たちは)沖縄戦を体験してきたわけではないし、こういう集団自決の場面に見てきたわけでもないので、そのような人たちがどうして実際の証言を否定できるのかととても不思議に思います。」
津嘉山拡大君「あまりにもひどいとやっぱり感じるわけですね。その国の対応も杜撰というよりかは何か意図的なものがあるのかなと。」
大会で2人は平和学習の体験や沖縄戦の証言などを折り込みながら、高校生の視点で意見を述べることにしています。29日当日は大会前のアトラクションで同じ読谷高校のダンス部による創作ダンスも披露されることになっています。