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人の行き来の多くなる夏休みを前に那覇防疫植物事務所は害虫のまん延を防ごうと禁止された植物を県外に持ち出さないよう呼びかけました。

紅イモなどの植物にはアリモドキゾウムシなどの害虫が寄生している可能性があるとして法律で県外への持ち出しが規制されています。

那覇市植物防疫事務所の職員は那覇市の公設市場周辺で紅イモやエンサイなど規制対象の植物が記載されたリーフレットを配布し、注意を呼びかけました。

農林水産省那覇植物防疫事務所検疫主任辻修平さんは「こっち(県内)の害虫が本土等へ持ち出されると、現地の農業に甚大な被害を与える恐れがありますのでご注意ください」と話します。

アリモドキゾウムシなどの害虫は一度まん延すると、完全に駆除するのに4、5年かかるケースも少なくないため農林水産省では、「夏休みで県外に行く際にも絶対に持ち出さないで欲しい」と呼びかけています。