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先週から沖縄を訪れている国際自然保護団体グリーンピースのメンバーが2日、名護市辺野古で市民団体と連携して基地建設反対の海上パレードを行いました。
海上パレードに参加したのはグリンピースのメンバーが乗ったゴムボート2隻と辺野古で基地建設反対の運動を継続している市民団体のカヌーです。
2日は波の高さが2メートルと小型のカヌーには厳しい天候でしたが、メンバーらは基地の建設予定地である海上から、アメリカ軍のキャンプシュワブに向かって「PEACE・いのち」と書いた旗を掲げ、この海域に住む天然記念物ジュゴンの保護と基地建設の中止を訴えました。
グリーンピース・エスペランサ号のスチュワート船長は「米軍のために新基地を建設するなら、ジュゴンの生態系を破壊しない方法を改めてしっかりと考えるべきだ」と語り、ヘリ基地反対協・安次富浩代表は「環境を破壊して戦争のために軍事基地を作るというのは、世界的な流れに対する逆行行為」と同意しました。
グリーンピースが辺野古を訪れるのは2000年の沖縄サミット以来2回目で、今回はこの海域を国際的なジュゴンの保護区にするためにジュゴンの生息調査を実施し、その結果はホームページなどで世界に発信するということです。