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さて、地デジ化して7月でちょうど1年。映画にスポーツに本当にきれいな映像で満足なのですが、一つ気になることがあります。番組が変わる時やチャンネルを変えた時、ボリュームの違いにドキッとすることが増えたような気がします。

実は地デジ化により高音質になったことで、その音の違いというものがより鮮明に出るようになってしまったそうです。その音のばらつきが10月から改善されます。

ボリュームの調整をしなくても、いつでも一定の音でテレビが楽しめる、新しい音声基準「ラウドネス」が民放の地上放送で2012年10月1日より導入されます。

これまでの基準は人間の耳に関係なく機械で音を調節していたため、人によって感じ方が異なり、聞きずらい音も多く含まれていました。一方「ラウドネス値」を用いた音の基準は人間の耳が感じるレベルに合わせて音を一定にすることから、柔らかく聞きやすい音になります。

電通CRプランニングマネジメント局の沼沢忍部長は「地デジ化で映像はきれいになったが、音声のばらつきが出るようになった。それを10月1日からそろえる」と話します。

10月からは音量に左右されることなく、落ち着いてテレビを楽しんでいただけます。