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News Photo し、検挙された事件で、20日、加害者の海兵隊員らが学校側に謝罪しました。また、この事件で焦点となっている「示談書」の存在がはじめて公にされました。

専門学校に謝罪に訪れたのは、器物損壊の容疑で書類送検されたキャンプハンセン所属の海兵隊員です。この海兵隊員は2012年2月、学生寮の駐車場に侵入。車両11台を破壊した容疑で5月に検挙されました。

学院長は「素朴な県民感情を軽々しく足で踏みつぶしてしまった罪は重い」と話しました。それに対して海兵隊員は「この事件について謝罪する気持ちは言葉にしきれません。真っ先に謝罪に伺いに来られず、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

検挙から謝罪まで約1か月かかったことについて、この海兵隊員は「謝罪に来たいとずっと上官に願い出ていたが、事務手続きの問題で時間がかかってしまった」と釈明しました。

藤原学院長は「ここに来てもらって謝るだけで、僕たちはそれすらやらないことを許さないと思っていた」と話します。

一方、この事件では、被害を受けた学生が交番などに呼び出され、説明が不十分なまま被害金額を受けとる代わりに示談書を書くよう促されたことが問題になっています。

この件について、午後、担当したアメリカ軍法務部の責任者らが説明に訪れました。藤原学院長は「一番大きいのは示談書がきちんとほしい」「その紙が結局ないからもらえないまま学生が言いに来た」と話します。示談書について、被害者の学生らは「英文のみで書かれていた」と証言していますが、20日、アメリカ軍が持参した示談書には、英文と和文の両方が併記してあり、両者の証言が食い違っています。

また、学校側が示談書と領収書のコピーが学生に渡されていないことを指摘すると、アメリカ軍担当者は「検討したい」と回答しました。

今回の事件では十分な説明や謝罪をせず、示談書一枚と金銭で問題を解決しようとするアメリカ軍の姿勢が問われています。