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第32軍司令部壕の説明板について、検討委員会が答申した住民虐殺などの文言を県が削除した問題で、22日、那覇市でこの問題を考えるシンポジウムが開かれました。
那覇市で開かれたシンポジウムには、およそ100人が参加し、そのなかで検討委員会の池田栄史委員長が、これまでの県とのやり取りなどの経緯を説明。
池田委員長は文言の削除は、戦跡考古学という結果からみて尋常でないと述べた上で、「意見を尊重しない県の対応は委員会を愚弄している」と、県を強く批判しました。
その後行われたシンポジウムでは、首里城に設置された司令部壕の意味など、観光客や学生にどのように平和の大切さを伝えるのか話し合われました。
そして司令部壕の説明板を沖縄戦の実相を正しく伝える内容へと、是正を求めるアピール文を参加者全員で採択しました。