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金武町のアメリカ軍レンジ3近くに新しい射撃場の建設が計画されている問題で、金武町長と地元の区長が24日、あらためて沖縄防衛局に計画を中止するよう求めました。

この計画は、キャンプハンセンのレンジ3の近くに射程距離1200メートルの陸軍特殊部隊用の射撃場を建設するというもので、10月初旬には建設業者も決まっています。

沖縄防衛局を訪れたのは金武町の儀武町長と伊芸区の池原区長で、鎌田局長に対し、建設に反対を表明しているにも関わらず業者が選定されたことは、地元住民の意思をないがしろにして施設整備を強行することの表れだと抗議し、計画の中止を求めました。

これに対し鎌田局長は、射撃場については安全面に配慮していると従来の見解を繰りかえし、建設を計画通り進める考えを示しました。

要請後、記者の質問に儀武町長は「ただ安全面には配慮しているとの繰り返しのような感じがした」と述べ、池原区長は「私どもの地域住民の懸念も伝えたが、やはり相変わらず(アメリカの)言いなりだと感じた」と不満を漏らしていました。

金武町と伊芸区では、計画を撤回させるまで抗議や要請を続けていく方針です。

ところで、伊芸区では24日も朝から数時間にわたってレンジ4の都市型戦闘訓練施設と、隣接するレンジ3から訓練の銃声が激しく鳴り響いていました。