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民主党・沖縄協議会で、沖縄を訪れている輿石東幹事長は、19日夜、民主党県連の議員なども交えて、仲井真知事と会談しました。
輿石幹事長と仲井真知事との会談は、那覇市内のホテルで、上原副知事や、民主党県連の国会議員などと共に、およそ２時間に渡って行われました。
会談前には、辺野古移設への理解を求めるとの姿勢を見せていた輿石幹事長ですが、出席者によると、「辺野古については一切、出なかった」ということです。
仲井真知事は「基地問題はなかったですね、基本的には。」「那覇空港のもう一本の滑走路。これがないんでですねえ。」「ぜひ取り上げて、まとめて、早く完成していただきたい」と話しました。
また輿石幹事長が軍用地の跡地利用について尋ねると、仲井真知事は、「何年にも渡って作業は進めている」と説明しました。
また19日は、那覇市内のホテルで党の支持団体連合沖縄などと懇談しました。その中で連合沖縄の仲村会長は、一括交付金の自由度を高めるため基金を創設するなど制度の充実を求めたのに対して輿石幹事長は「党三役会議に意見をつなげる。持ち帰って検討したい」と述べるに留まりました。
その後の県市長会との意見交換会では、翁長那覇市長は「普天間基地の移設問題など基地問題について論より証拠、しっかり日本国民の問題として議論し進めてほしい」と求めたことに対して輿石幹事長から具体的な話しはなかったということです。