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県歯科医師会は、8年間で共済金など4700万円を横領したとして、39才の元総務係長の告訴状を提出したと発表しました。被害はさらに拡大するみこみです。
会見の冒頭で県歯科医師会の高嶺明彦会長は「県民の皆様にも大変なご迷惑をおかけし、お騒がせした事にお詫びを申し上げたい。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しました。
横領は2007年8月、「共済金の還付が遅れている」との会員の苦情で発覚。被害は少なくとも4700万円、伝票の残っていない出金なども合わせると、およそ9500万円に及ぶということです。
この係長が「一部を金属の先物取引に使ったが、その他の使い道は覚えていない」と流用も認めたため、歯科医師会は先月10月24日に懲戒解雇処分とし、県警に刑事告訴しました。
また、歯科医師会は複数の口座の通帳と印鑑をこの係長1人に管理させるなど、ずさんな管理体制も明らかになりました。