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那覇市の児童館で23日予定していた青森の雪で遊ぶイベントが中止になりました。那覇市では「保護者の心情に配慮した」と説明しています。

これは海上自衛隊が沖縄の子どもたちに雪で遊ばせてあげたいと1995年から毎年実施しているもので、那覇市では23日に久茂地児童館で雪遊びのイベントを実施する予定でした。

那覇市によりますと、保護者から雪の放射能汚染を不安視する問い合わせが多く寄せられ説明会を開きました。

那覇市平和交流課の比嘉勉課長は「避難されてきた方は被ばくを恐れて避難してきた。放射線の汚染に対する心情もありましたので、配慮する必要があるだろう」と話し、保護者の中には原発を恐れて避難してきた親子が多いこととイベントの趣旨を考慮した上で中止を決定したと話しています。

また「中止をせざるをえない状況はとても残念でならない。せっかく子どもたちのことを考えて企画してくれた。問い合わせにも答えてくれた(青森の)方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話します。

雪を運んだ海上自衛隊は、青森から持ち帰った雪の放射線量を測定。その結果0.001マイクロシーベルトとごく微量の数値だったということです。